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English Original

コレステロール=心臓病というまやかし

メアリ・エニグ博士

By Mary G. Enig, Ph.D.

Translation by Katsumi Yamada

2001年3月30日発行のサイエンス誌でゲイリー・トウブスは、「食事脂肪の哲学=The Soft Science of Dietary Fats」を書いて1970年代のマクガバン上院委員会のスタッフとそれに続くいろいろな政府部局の反脂肪、反コレステロール食とガイドラインのごまかしを暴いている。この暴露は、エニグとファロンの「油漬けのアメリカ=The Oiling of America」にある内容とラブンスコフの「コレステロールの迷信=The Cholesterol Myths 」の内容を強化するものである。全てを考慮すると重大でよく考えなければならない 200-240mg/lという血中コレステロール値は正常範囲である。これまでずっと正常値だった。高齢の女性では、血清コレステロール値がこれ以上でも全く正常で、むしろそれが長寿の指標として示されていた。ところが1984年以降アメリカやその他の西洋社会では、この正常値がむしろ未来の病気の可能性や病気の進行を示すものであるかのように扱われてきた。

 国立心肺血液研究所(NHLBI)が1984年に意図的に吹き込んだとされるこの誤った見解によって、ありもしない病気を予防するために何十万人という人が高価な治療を受けた。高いだけで命に別状がない治療であれば、無害なインチキ薬による医薬品詐欺と軽くあしらわれたことだろうが、実は、これがとんでもないほど身体的にも精神的にも危険な医療だった。身体的には、肝臓癌など治療法のない重病をもたらすし、精神的にはコレステロールが危険で悪いものという迷信がはびこってしまう。

「コレステロールの迷信」の中でウッフェ・ラブンスコフ博士は、正常な高い血清コレステロール値を持つ高齢の女性がどうなるか説明している。強制的コレステロール検査で血液を調べると、このコレステロール迷信がありもしない病状を治すための理由として使われ女性は活気あふれる健康状態を失うことになる。

 血清コレステロール値を下げましょうという役所の助言によって数え切れないサプリメントがコレステロールを下げると称して登場した。この迷信がさらに体と食事に不要なものであるというコレステロール迷信を生み出した。実際には、体がコレステロールを使って身体の修復や保護を行っている。ライフスタイルや食事を正しく変えて健康体になったら、これ以上のコレステロールが循環する必要がない症例として記録される。

     サイエンス誌にすっぱ抜かれてから一ヵ月後、NHLBIはコレステロールの「危険値」をそれまでの推奨値より下げ、コレステロールを下げる薬を服用する人を増やしたいという対応をした。だが、真実が勝利する期待もある。食事の脂肪摂取について一般に与えた間違ったアドバイスはきちんと正さなければいけないと言い続けている思慮深い独立の研究者達もいる。飽和脂肪は問題ではない、植物油脂を部分硬化してできるトランス脂肪酸が問題であり、食事中のポリ不飽和脂肪酸であるオメガ3とオメガ6脂肪酸のバランスが問題であることを示す新しい研究も出続けている。最近の研究ではモノ不飽和脂肪酸も取り上げられている。低脂肪食が逆効果であることも示されてきている。

 これら全てから学ぶべきことは、昔ながらの飽和脂肪の多い食事が正しい質の高い食事の基本だということだ。そして、質の高い食事が活気みなぎる健康状態を作り出すのだ。ところで、コレステロール値は全く心配する必要はない。これは、絵空事だ。 

筆者について

メアリ G. イニグ, 博士 は、Know Your Fats(脂肪を知る);脂肪、油、コレステロールの栄養を理解するための全基本。ベセスダプレス200年5月 注文はこちらからwww.enig.com/trans.html. 

参照 

1.ゲーリー・トウブス, "The Soft Science of Dietary Fat," Science, March 30, 2001.

2.Mary Enig, PhD and Sally Fallon, "The Oiling of America."

3.Uffe Ravnskov, MD, PhD, コレステロールの迷信: コレステロールと飽和脂肪が心臓病を起こすという絵空事を暴露する, NewTrends Publishing, Washington, DC, 2000. More info online at: www.ravnskov.nu/cholesterol.htm.

 

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